第57回新日本歌人協会
九州・山口近県集会IN熊本 2023年5月14日(日)13時~15日(月)12時(終了)

このたびは、第57回新日本歌人協会九州・山口近県集会IN熊本にご参加頂き、まことにありがとうございました。
 九州・山口近県集会は新型コロナ感染の影響で、実に4年ぶりの対面による開催となりました。
 今回は、記念講演として「今こそ詠う、いのちとへいわ」という根源的なテーマを新日本歌人協会副代表の津田道明氏にお話ししていただきました。 人はなぜ詠うのか、「新しい戦争前夜」 ともいわれる今、自分を見つめ、社会を見据え、表現者として三十一文字に託します。というテーマを掲げて募集しました。
 戦前・戦中・戦後を通して歌人は平和や戦争にどう向き合ってきたのか、そして私たちはどのような立ち位置で平和、そしていのちについて歌い上げるべきなのかを、今回の記念講演を通しておおいに学ぶことができたともいます。
 集会は、対面での歌会に二十六名、Zoom歌会に十一名が参加し、規模としては小さかったものの、九州以外からも、埼玉から駆けつけた大津留さんをはじめ、滋賀県、愛知県、大阪府、愛媛県からの参加があり、たくさんの嬉しい感想が寄せられました。
 また、熊本での近県集会では即詠会を開くのが恒例となっています。薫風の五月晴れの中、新緑の熊本城を散策、二十二人が参加しました。
 熊本支部で実際に動けるスタッフは今では数人となりましたが、集会の一週間前に市内の繁華街で「九条の会・短歌を掲げてスタンディング」を全員でやり遂げたことも集会成功への弾みになりました。加えて、「近県集会新聞」を2回発行しました。
 これまで私たち熊本支部を指導、支えて下さった寺内實さんが2022年10月に急逝され、楽しみにされていた集会への参加は叶いませんでしたが、代わりにご長男の寺内大介さんが交流会に参加され、父・寺内實さんについて語っていただきました。
 交流会では各県からの発表があり、熊本は、在りし日の寺内實さんを偲んだ動画上映と、寺内實さんの作品から十首を選んで、熊本支部の田川清さんが朗詠されました。

今回の近県集会を終え、高齢化が進み参加できなくなった歌人が確実に増えていることを痛感しました。しかし一方で、Zoom歌会をはじめ、記念講演と閉会式を会場とネットをつないだハイブリッドで開いたことで、高齢等で体が不自由になって、遠くまで出かけることが困難になってもオンラインで集会に参加し、短歌を続けることができるという可能性を実感した集会になりました。
 これからの課題として、コロナ後でもZoomを活用したオンライン歌会も併用した近県集会によって、新日本歌人協会の活路が見いだせるのではないかと思いました。できるなら、九州各地を巡回したオンライン歌会の講習会を開きたいと思っているところです。

第57回九州・山口近県集会in熊本の詳しい内容は「あごら20号」に掲載しています。

第57回九州・山口近県集会in熊本
(終了しました)


■テーマ:自由に詠う。いのち、へいわ。
 講師:津田 道明氏
■参加費 18,000円(全行程 一泊二食・交流会含む)
 交流会のみ7,000円 、歌会(2,000円)
 *記念講演 資料代1,000円
 *オンライン参加 2,000円(記念講演+Zoom歌会)

※参加までの流れ
■出詠(お一人1首)締め切り 4月30日(日)
 *主催者で用意できる宿泊は先着30名までですので早めにお申し込みください。
 *宿泊は基本的にシングルですが、ツインを希望される方は申込時にその旨お知らせください。
■詠草集の配信 締め切り後に詠草集を郵送またはメールで配信(Zoom歌会参加の方)します。
■選歌締め切り 5月11日(木)必着
 *自作以外の5首の番号を選歌葉書(参加者に送付)またはメールでお知らせください
■記念講演(ハイブリッド) 5月14日(日)13時30分(開場12時40分)
■歌会(パレア)及びZoom歌会 5月15日(月)9時10分 -11時10分
 *歌会で選歌の上位3名は表彰及び賞品を用意しています。
 *Zoom歌会を申し込まれた方にはZoomの招待リンク(記念講演・Zoom歌会)をメールにてご案内します


大好評だった「表現者への回帰」清田由井子氏の記念講演


東弘治エッチング展も同時開催


江津湖で吟行会

歌会(写真はAグループ)

講評及び閉会式。2020年は山口支部が担当されます。

国立ハンセン病施設の患恵楓園を見学しました