第53回新日本歌人協会
九州・山口近県集会IN熊本(終了)

このたびは、第53回新日本歌人協会九州・山口近県集会IN熊本にご参加頂き、まことにありがとうございました。

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 清田由井子先生ありがとうございました


大好評だった記念講演での清田由井子先生

追悼 清田由井子先生

 10月17日、清田由井子先生が急逝されました。私はもちろんのこと、一度でも先生の元で学んだ歌人にとって、それは深い哀しみの淵に突き落とされたほどの衝撃だったにちがありません。
 先生は、短歌の持つ力、美しさ、そして悲しみをも乗り越える安寧の文学としての短歌の魅力を全力で私たちに教えて下さりました。今は、ただただ清田先生に感謝するのみです。
 今年(2019年)5月、新日本歌人協会・九州山口近県集会を熊本支部が担当した際、先生に記念講演をしていただいた。ややもすると言葉遊びの域を出ないような「中央の歌壇」に媚びるのではなく、短歌のもつ可能性について深く考察した重厚なレジュメを用意されました。同時に、私たちが陥りやすい「スローガン短歌」との葛藤についても大きなヒントを提示して下さりました。
 近県集会でのご講演「表現者への回帰」が最後のお話になるとは、先生ご自身はもとより誰も想像できなかったことです。先生は記念講演、交流会、そして二日目の合評会での助言者として、近県集会のすべてに参加され、どっぷり私たちに寄り添われました。近県集会に参加した人から先生宛てにたくさんの感謝の手紙が届いたことからも、先生のお人柄、短歌への情熱があまねく歌人に伝播したに違いありません。
 先生にもっと学びたかった、今となってはその空洞を埋めることはできませんが、清田先生の残してくださった言の葉を反芻しながら精進していくことこそ、先生の思いと繋がる唯一の道だと思います。
 清田由井子先生ありがとうございました。そしてこれからも私たちをお見守り下さいませ。
合掌
  2019年12月 新日本歌人協会熊本支部 大畑靖夫