くまもと9条の会は今年で7周年を迎えます
11月3日記念講演会に参加していただきありがとうございました
体と心が共鳴、会場がひとつになった、熊本ジェンベクラブの皆さんによる素晴らしい演奏
「九条を読む100人の声」から抜粋 11.3講演会で上映しました
音楽イベントをオーガナイズ
Otoさんからのメッセージ
たくさんのご来場ありがとうございました
会場での「未来の福島子ども基金」へのカンパが42,461円集まりました
実行委員会に寄せられたカンパと合わせて45,000円を未来の福島子ども基金へ寄付いたしました。ご協力ありがとうございました。
動画で再現 11.3ライヴステージ
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ようこそ、くまもと九条の会7周年記念講演会へ
テーマ:原発と私たちは共存できるか
憲法9条 ― いま、もっとも現実的な選択肢
講演 小森陽一 東京大学教授
日時: 11月3日 14:00~16:30 <終了しました>
場所: くまもと森都心プラザ・プラザホール
ごあいさつ くまもと九条の会 代表 猪飼 隆明
本日は、くまもと九条の会7周年記念の集会にようこそお出で下さいました。
いま、日本の国民は、未曾有の災厄を経験しています。その一つは、いうまでもなく3月11日の東日本大震災と大津波によって、多くの人たちの生命が失われ、町や村が壊滅的な被害を被ったことであります。二つ目は、そのなかで、ヒロシマ・ナガサキの被爆経験、アメリカのビキニ環礁での水爆実験による第5福竜丸など多くの漁船と漁師の被爆につぐ、大きな被曝経験を東電福島第一原発の大事故によって強いられたことです。今回のこの原発事故は、大震災・大津波を直接の契機に起きたものですが、これまでの無責任な安全神話にもとづく原発推進行政によって惹き起こされたものです。ですから、何時このような事故が起きても不思議ではなかったといえるのです。福島原発に限らず、すべての原発、もちろん玄海原発においてもそうなのです。
日本国民は、この災厄から立ち上がり復興に懸命になっています。私たちも可能な支援を惜しみなくしなければならないと思っていますし、やってきました。しかし、ここで三つ目の災厄を経験しているといわなければなりません。それは、政治的裏切りとでも言ってよい事態です。家族や家屋それに仕事まで奪われ、その日の暮らしに困っている多くの被災者、その被災者と心を一つにして生活再建をめざしている国民に対して、民主党政権は、その「復旧・復興」を理由に増税をもくろみ、大資本には大減税と支援をし、自民党・公明党にすり寄って「改憲」路線を突っ走ろうとしているのです。いよいよ憲法審査会を始動して、アメリカの下で自衛隊を戦争に駆り出すことをめざして九条を改めようというのです。沖縄普天間基地の辺野古移転を強行し、武器輸出三原則を反故にし、平和的支援を求める南スーダンに自衛隊を派遣しようとしているのです。
私たちは、いまこそ日本国憲法を、三つの災厄克服の武器として生かしていかなければと考えます。今日の集いがそれを誓い合う場となることを願っています。